7日目、ダマスカス半日それからアンマンへ

ダマスカス再散策 ウマイヤド・モスクまでの道 ウマイヤド・モスクに入る
アンマン行きセルビスに乗る 国境を越える アンマン到着

ダマスカス再散策

ホテルの部屋から見た風景。マルジェ広場の真ん中には塔があって、モスクの形をしてる。
マルジェ広場の塔

そのモスク模型と同じ形の本物のモスクを建造中だった。
卵とニワトリみたいな気がしてきた。
マルジェ広場モスク

今日はアンマンへ戻るので、とりあえず朝イチでアンマン行きセルビス乗り場へ行ってみる。
相方の記憶をたどり、10分くらい歩いて(セルビス乗り場)へ。
たぶんこれが、「地球の歩き方」に書いてあったガラージュ・バラムケと思われる。

しかし、人に尋ねてみるとガラージュがは移動してしまってて、ここではない、と。
でも事前に電話してくれれば1人700SPでアンマンまで行くよ、とのこと。
ホテルで確認してみることにする。

シリアのお金が残り少ないので、両替のため町の中心部まで延々歩く。
朝ごはんも、それまでおあずけ・・・
両替所は、シリア中央銀行のある広場。中には入らず、鉄格子つきの窓越しに係員と話す。
何やら変な感じだけど、とりあえず相方の紙幣コレクションとお土産のため、
100ユーロを両替。10%の手数料が引かれて、渡されたのは5887SP。

やっと朝ごはんにありつける。
相方は、タイムかなんかのハーブをのせて焼いたパンを2枚も食べる。
私は、その時ちょうど焼きあがった小さいピザ。熱々でおいしい。
食後に生絞りオレンジジュース。色が黄色い。ビタミンの味がする。
しぼりたてオレンジジュース

相方に連れられて、「観光客の少ない職人スーク」に行ってみる。
場所はよくわからんが、静かできれいなところ。通りの一番奥は壁になってて、
革で作ったかばんがたくさんかけられてた。
静かなスーク

脇道に入ると元モスク、今は店になってる建物と広場があった。
元モスク

広場を中心に、ぐるりとみやげ物を売る店が並んでる。
広場

そしてやっぱり猫もいた。「ニャー」と言ってみると反応してくれた^^
店と猫

猫と遊び、スークの店をひやかす。
金銀細工とかもあったけど、やっぱりダマスカスの伝統工芸、寄木細工が美しい。
折りたたみ机

ゲームなど。バックギャモンみたいだけど。カフェでおじさん達が遊んでたやつ。
ちょっと欲しくなった。遊び方知らないけど
寄木細工ゲーム

満足したので、ぼちぼち歩いて旧市街に向かう。

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ウマイヤド・モスクまでの道

どこかのスークの中を通ってウマイヤド・モスクへ向かう。
スーク入り口

店先にミシンを出して、テントだかテラス用の日よけみたいなのを縫ってる店がたくさんあった。
写真の真ん中上方向にぶら下げてあるやつ。残念ながら、観光には必要ないなぁ・・・
スーク内部

何か見えてきた。ウマイヤド・モスクの一部か!?
謎の物体

テント屋だけじゃなく、シリアでは店先でミシン使って何か作ってるところをやたら見かける。
手先が器用なのか、何でも自分で作ってしまうらしい。
そして、ミッキー。お前さん、整形失敗したのかい・・・?
ミッキー整形美人

あ、これこそウマイヤド・モスク。緑あふれるお庭。きれい。
花とウマイヤド・モスク

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ウマイヤド・モスクに入る

ウマイヤド・モスクはイスラム教第4の聖地らしい。715年建立。
この区域、紀元前2000年にはすでに聖域とみなされていた、だって。
紀元前2千年って、何時代・・・?

ともあれ、現代ではイスラム教徒以外は北門から入る。
門の前で、ざくろ生絞りジュース売りのおじさんががんばってた。

管理事務所で入場料1人50SPを払い、女性にはかぶりものを貸してくれる。
用意のいいことに、サイズも揃ってる模様。私もネズミ男になってみた。
ネズミ男参上

靴を脱いで中に入る。昔はこの壁全部、アラビア文様で装飾されてたらしい。
(この写真のちょっと高くなってるとこみたいに。)
今はひたすら修復中なんだって。
入って正面

床は大理石か?光沢がまぶしい。
入って左奥

ネズミ男集団、場所が違えば職質受けそう。
右奥

モスク内部。さすがもとキリスト教教会だっただけあって、それっぽい。
梁の一本一本にも装飾がしてある。
ステンドグラス?

この壇に立って司祭さんみたいなひとが演説とかするんでしょうか。
壇

天井。何が書いてあるんだろ。
天井

このなかに聖ヨハネの御神体(御頭?)が鎮座ましましてるらしい。
聖ヨハネ

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アンマン行きセルビスに乗る

ホテルに荷物を取りに戻ると、民族大移動かと思うほどの大量のスーツケース、
スポーツバッグその他がロビーいっぱいに置いてある。
どうやらイラン人が帰るらしい。それにしてもすさまじい荷物である。

ホテルで、アンマン行きセルビス乗り場を尋ねる。
やっぱりさっきの所じゃなく、とてもじゃないけど歩ける距離ではないらしい。
フロントのおじさんがタクシーに見せる用にアラビア語で書いたメモをくれる。

通りに出て、タクシーをつかまえる。が、メーターを使わないので降りる。

またタクシーをつかまえる。が、やっぱりメーター使わない。
あきらめて料金を聞いてみる。返事は「心配するな。大丈夫だ」
「モシモシキリ(No problem)」とか言っちゃって、何がどう大丈夫なわけー?

それにしても、遠い。不安になるほど、遠いセルビス(+ミニバス)乗り場。
ダマスの街からとっくにはずれ、ほとんど砂漠に来てやっと到着。
要求された料金は、150SP。ダマスに来た日に払ったのと同じ料金なので、素直に払う。
セルビス乗り場、こんなとこです

アンマンまでのセルビス、始め850SPと言ってきたけど交渉して750SP。
朝聞いた人の方が安かったんじゃん。
しばらくして他の二人の乗客が見つかったので、出発。他の二人も750SPだったって。ふぅ。

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国境を越える

シリア国境到着。免税店に寄る。
セルビス運転手は大量にタバコを買って、私たちのバッグに突っ込む。
(いいのかなぁ、ここでばらして)

そして出国税、なんと500SP!高い!!
「地球の歩き方」に書いてあるのの2.5倍。一体いつのデータ使ってるんですか!
この本、怒りを通り越して絶望に変わってきた。

ヨルダンに入るとき、やたらと待たされる。入国は厳しいらしい。
ここで相方は入国税10JD、日本人は、タダ〜♪

国境を越えた頃、同乗者のお兄さんがやたら大きい音で携帯ラジオだか
ウォークマン(!!)だかを聞いている。イヤホンあるのに使わない。
イライラしてくるけど誰も何も言わない。

ちなみにこの音楽、男の人がソロで歌ってるような感じで、
タクシーに乗ってても街中でも頻繁に耳にする。
後で相方に「この歌手、めっちゃはやってんね。みんな聞いてんね」
って言ってみたら、なんとそれは、歌ではなくコーランだった。。。

どーりでみんな、うるさいとか文句言わない(言えない)わけだ。

ヨルダンに入ってしばらくして、どこかの店の前で車を停める。
運転手が降りてトランクを開けていたので、うちらのバッグに入ってるタバコも
渡してあげなきゃと思って降りてみたら、何とその男、勝手に人のバッグを開けよる。。。
ここではこれが普通なのか!?ありえない。。。プチッ

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アンマン到着

アンマンは出発時と同じ、キング・フセイン通りに到着。
相方は、着いた日と同じホテルを予約していたらしいが、
動きたくないのでこの通り沿いの「メリーランド・ホテル」に行ってみる。
朝食ないけどお湯もトイレットペーパーもタオルもある。一泊25JD。決定。
メリーランド・ホテル

明日から使うレンタカーを借りるため、タクシーでメリディアンへ行くも、すでに閉店・・
翌日出直すことに。遠出するため前日から車を確保しておきたい相方の意向で、
翌日はアンマンでのんびりすることに。
シメサニ地区にはレンタカー屋がいくつもあるので、場所だけチェックしておく。

晩ご飯は、シメサニ地区でケンタッキー!日本のケンタッキーよりおいしい。
ヨルダン産地鶏でも使ってるのか?ほんとにおいしい。
アラブケンタッキー

店の中では、4、5人の若い男女が黙々と鳥を食べてた。
それ自体は普通なんだけど、すごかったのはその後。
テーブルもソファも床も、戦の後かと思うほど、すさまじい食べ散らかしよう。。。
あまりのひどさにちょっとショックを受ける。

食後の運動に、シメサニ地区を歩く。
相方は、アイスクリームで有名だという「フロスティ」でアイスを食べる。
1カップ1JD。
場所は、ABDULHAMEED SHOUMAN St.と AL-THAQAFEH St.が交差してるとこ。
フロスティ

なんだか元気なので、歩いてホテルまで帰る途中、おもしろい看板発見。
ヨルダン現国王と父王、おじいさん、ひいおじいさん、ひいひいおじいさんが
揃って並んでる看板。写真を撮ろうとしたら、その建物にいた兵隊さんに注意された。
「建物じゃなくて、この写真だけとりたいの!」って言ってみても、「ダメ」の一点張り。
強制送還されたらたまらないので、おとなしくあきらめる。
お札にもなってんだから、いいじゃんね。。。けち。

3日後、ぺトラから戻った後のために「地球の歩き方」に『読者割引あり』と書いてある
「トレド・ホテル」に値段その他を聞きに行く。
期待はしないけど、とりあえずフロントのお兄さんに読者割引について聞いてみたら
「割引って・・・いつの時代の話?料金も何年か前のだよ」と、あきれられる。
いいけどね、別に。。。

とりあえず部屋を見せてもらって、よさげなので予約だけする。

その後、英語新聞と水その他を小さい店で買う。
ここで初めて、アメリカ大統領選でオバマ氏勝利を知る。
世界はどう変わるのかしらん。
世間の流れから完全に取り残されてる気がしてならない。

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