11日目、死海、バプティズムサイト、アンマン

早朝のぺトラ 死海への道 国営アンマン・ビーチ
べサニー(バプティスト・サイト) アンマンに戻る

早朝のぺトラ

午前4H30頃。ぎゃぁぁぁぁ!!!という叫び声で、叩き起こされる。
どうやら子供達が起きたらしい。。容赦なく電気をつける子供達。
ハエと蚊のせいでほとんど眠れなかったけど、仕方なく起きる。

サロマンさんは、顔と手と足を洗って礼拝に。
「すぐ戻ってくるから、その後ぺトラを見に行こう!」ですって。

戻ってきたサロマンさんと、子供達が入れてくれたお茶を持って、 建設中のサロマンさんの家へ行く。
まだ夜が明けきらないベドウィン村。
ベドウィン村

隣町ワディ・ムーサ。ひっそりと静まり返っている模様(当たり前か)
ワディ・ムーサ

確かに、このベドウィン村からぺトラ遺跡が一望できる。
が、視力の悪い私には、よく見えない。。。
ぺトラ一望

いっぱいまでズームして何となく見える気がする。
ぺトラズーム

建設中のサロマンさんの家は、かなり立派。
将来は、観光客を泊められるようなものにしたいそう。
次に来るときは、客用の寝室でゆっくり眠りたいものです。。

家に戻って朝ごはん。
ホムスとハム、ゆで卵とファラフェル、とパン。
かなりおいしかった。

サロマン一家に礼を言い別れを告げ、死海へ出発。
来るときに通ったキングス・ハイウェイではなく、
サロマンさんの勧める「ワディ・アラバ」経由の道をとることに。
「とにかくゆっくり、絶対にスピードは出さないこと!」と、しつこいくらい言ってくる。
じきにその意味を理解することに・・・

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死海への道

サロマンさんに聞いた通り、「ワディ・アラバ」方面へと進む。
道の真ん中に突然、羊とヤギの群れが。「ゆっくり行け」とは、このためだったのか?
放牧中

フォアローゼズのCMを彷彿とさせる、人の顔に見える岩。
『風の谷のナウシカ』の巨神兵の顔に似てるかも。
アメリカか?

「ゆっくり」の意味を、理解する。これじゃ飛ばせるわけがない。
急カーブ

岩山のあいだをポレポレ進む。
岩山

だんだん岩が少なくなり、平地になる。左手前方は、砂漠。
山あり岩あり砂漠あり、何でもあり。川以外。
砂漠が見えてきた

死海に続く道「ワディ・アラバ」に出ると、畑も出現。
このあたりでも標高は相当低いはず。気温が上がった気がする。
畑

時々、ヒッチハイクの兵隊、警官を見かける。なんでこの種の人がヒッチハイクしてるんだ?
とりあえず毎回車を止めて行き先を聞いてあげる相方(軍人だからか?)
「死海に行くんだ」というと、たいがい向こうから拒否されたけど。。。

それはともかく気になったのが、ハエ。
立ち止まってる人には必ずハエが群がってる。そして、彼らは全然気にしてない。。。

しかも車をちょっと止めて話しただけでも中に入ってくるんだ、ハエが!!
車の中のハエの羽音が、やたら神経に障る・・・

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国営アンマン・ビーチ

ワディ・アラバからほどなくして警察のチェックポイントが。
アラビア語で挨拶した相方に、警官は「あんた、アラビア語話せるの?」
それだけかよーー。

それからすぐに死海が見えてくる。ミネラル分なのか、岸は真っ白。
死海の塩?

塩分濃度のせいで水の色が違う。向こう岸は、イスラエル。
イスラエルチラ見

公営ビーチ、「AMMAN BEACH」到着!
入場料12JD。
「地球の歩き方」に書いてある「入場料は5JD」を見て、相方が
「確かに、10年くらい前はそれくらいだったけど」って。おいおい。。

中にはさすが、きっちりカーテンで仕切られる更衣室とシャワールームもある。
人前で裸体をさらしちゃいけないのね。同性同士でも。

敷地内にはレストランと、ビーチの手前に淡水プール。
痒いところに手が届く。死海じゃ泳げないもんね。
アンマンビーチ

そして、私も浮いてみました。
「浮く」どころか、手のつかない所じゃないと、足がつけられない。
不思議な感覚で、めちゃめちゃ楽しい!!!
浮いてみた

一応、水着の上に着る服を用意してたけど
この時期は外国人観光客しかいないので、ビキニでも大丈夫だった。
夏場の海水浴シーズンは厳しくなるのかも。

ビーチ内のレストランで昼食をとる。1人10JD。かなりおいしかった。

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バプティスト・サイト

アンマンまでの通り道にある、イエス・キリストが洗礼を受けたという
べサニー(バプティスト・サイト)に寄る。

ここは、昔からイエスとゆかりのある地といわれていたんだけど、 2003年(?うろ覚え)に
イスラエルとヨルダンの停戦合意がなって ようやく発掘作業が始められ、
観光客も入れるようになった。 と、ガイドのおじさんが言ってました。
それにしても、暑い。ハエの数が半端じゃない。観光客はみんなタオルとか帽子でハエを払う。

そして、ここの入場料がおもしろい。
「ヨルダン人2JD、アラブ諸国人3JD、その他の国籍者7JD」
ガイジンはヨルダン人の3,5倍・・・ちょっとびっくり。

ともあれ、ある程度人数が揃ったらガイドと一緒にこのバスに乗ってサイトへ行きます。
21人乗りだったかな。バスの定員オーバーなのか、後ろから普通乗用車もついてくる。
バス

イスラエルとの国境沿いの道を走る。
鉄条網の向こうでは、羊がのんびり草を食む。動物はいいよな。
国境

サイト到着。ここも死海と同様標高が低く、暑くて乾燥してる。
やったら暑い。35℃以上はありそう。11月なのに。
バスを降りたら喫煙所以外ではタバコ厳禁。日本みたい。

これがヨルダン川。それにしてもハエが多いのには閉口する。
イスラエルでは、この川の水をみやげ物として売ってるんだとか。
ヨルダン川

ところどころ、真新しいモザイク画が置いてある。
イエス・キリストが洗礼を受けるまでを描いたものか。
新モザイク

新モザイク2

キリストが活動したところに建てられていたとされる教会跡。
モザイクが少し見える。
教会跡

真新しい教会。他にも建設中の教会がたくさんあった。
各宗派毎にそれぞれ建てているらしい。
新しい教会

洗礼用なのか、こんなものが。
クリスチャンらしき人々は、ぱしゃぱしゃやってた。
洗礼用桶?

この桶?の目の前にはヨルダン川が。
感極まって(?)川に飛び込む男性(ギリシャ正教徒と思われる)
川に飛び込んでみる

ちなみに向こう岸はイスラエル。川を渡ってしまったら威嚇射撃とか受けるのかな。
イスラエル

イスラエル側でも、新しい教会を建設中らしい。
世界中から観光客がくるんだもんな。おいしい観光地だよな。
イスラエル側教会

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アンマンに戻る

アンマンまでの帰り道は、あまりの暑さに疲れ果て、ひたすら寝る。(相方、すまぬ)
キング・フセイン通りにある、数日前に予約したトレドホテルへ。
建物の壁は全部モザイク模様。すごくきれい。
トレドホテル玄関

斜面に建てられた建物で、片側の入口は1Fでも、反対側の入口から見ると7F。
私達の部屋からは眺めが悪いということで、5JDディスカウントされてた。
寝室

部屋に入るとすぐに、念願のシャワーを浴びる。
熱が出てきたと言い出す相方。
とりあえず、すぐ近くの薬局で解熱剤(?)を買う。

食事に出かける気力もなく、ホテルのレストランで食べる。
バイキングで、アラブ飯あり、イタリアンあり、おいしかった♪
宿泊客プライスか、たったの10JD/人。

翌日のため、さっさと寝る。さすがに清潔なホテルは寝心地がよい。

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