3日目、ダマスカスからパルミラへ

ダマス出発 砂漠の中を走る パルミラ到着! パルミラ遺跡 晩ご飯

ダマス出発

微妙なホテルでの微妙な眠りから覚め、とりあえずは朝ごはん。
これくらいの贅沢はOKでしょうと、シャーム・パラス・ホテルのカフェへ。
カフェのくせに、入るとき金属探知機で軽く検査。ひぇー。
ぴーぴー鳴ったけど、にっこり笑って軽くかわす。
そして、これがセレブの朝ごはん。クッキーは勝手についてきた。
アラビックカフェの香りがするアメリカンコーヒー、一杯215SP+TAX10%。高っ!
シャーム・パラス・カフェ
(ついでにここの美しいトイレも拝借してみた、快適だった。)

道々、いろんな人にパルミラ行きのバス乗り場「ハラスタ」までの行き方を聞く。
みんな、あっちへ行けだのこっちへ行けだの、よくわからん・・・;
途中で、変な建物発見。
変な建物

なんとかミニバス乗り場に到着、ハラスタ行きの直通がないので、何台か乗り継いでハラスタへ。
途中、車内でイラク人母娘に会う。料金を聞きついでに(1人20SP)世間話などしてみる。
それなりに大変らしい。
ミニバス内部

そして、ハラスタ到着。市内からはかなり遠い。
(この裏側がバス乗り場)
ハラスタ正面

しかし正面からは入れず、左側から回って入る。
ハラスタ入り口へ歩く人々

入るとき、空港並みの手荷物検査。
私の変圧器が爆弾か何かと思われたらしく、スーツケースを開けさせられる羽目に。

パルミラまでのバスは、1人190SP。チケットを買うときにパスポートチェックあり。
バス乗り場の説明で、カウンターのお兄さんったら
「乗り場はねー、2か3か4か5か6か7だよ」。
あのーーー・・・?

乗る前に、とりあえず腹ごしらえ。敷地内で工事をしていて、すごい砂ぼこりの中、
シュワルマというラップサンドみたいなのを食べる。味はいまいちだった。
軍人さんがたくさんいて怒られたくないので、写真は撮れず・・・
ちょっと離れたところにあるトイレはトルコ式。でも昨日のホテルよりずっとまし(10SP)。
出るときにティッシュくれる。手拭き用と思われる。

12時にバススタート。のはずが、何やら手間取ってまともに動き出したのは12h20。
外国人観光客だから気を使ってくれたのか、席は一番前に指定されておる。 冷房も効いていて、快適。

ハラスタ出た直後の道路。車線なんてあったもんじゃない・・・(車はみんな動いてます)

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砂漠の中を走る

走り出してしばらくして、冷たい水のサービスがあった。
冷たいうちはともかく、ぬるくなってしまうとちょっと飲めない・・・
走るうちに、風景がどんどん変わってく。

この時点ではまだ木や草が生えておる。
木

30分も走ると、見えるのは石ころばっかりになってきた。
石ころ

まさに砂漠です。
砂漠

山?もあります。
山

そして、見えてきました。パルミラの遺跡ー!(といいつつも、ほんとはよくわかってない)
山

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パルミラ到着!

出発してから3時間半ほどでパルミラの町に入る。
墓地発見。バスが高いので、塀の上から見える。白くてきれい。
墓地

バスを降りると、通称スズキタカシが待ちかまえていた。
スズキタカシ
このボードは、韓国語版もある。。

とりあえず「地球の歩き方」に乗っていた「アル・ナヒール・ホテル」に連れてってもらう。
車内で、これまで彼がガイドをした人たちが書き残したノートと
誰かが作ったブログをプリントアウトしたもの(しかもパウチされてる)を見せてくれる。
(ノートを反対側から読むと韓国人バージョンだった)

アル・ナヒール・ホテル到着。一泊ツインで1500SP。やっぱ本より高い。
通路にはカーペットが飾ってあって、かわいい。
アル・ナヒール通路

部屋の中も清潔。「地球の歩き方」、料金以外は書いてある通り。
部屋の中

荷物を置いて、下に降りるとスズキタカシがくつろいでいる。
「お茶でも飲んだら?」と言って、ホテルの人にお茶を持ってこさせる。
ここは、あなたの家ですか・・・?

彼はどうやら、タクシーでツアーを申し込んで欲しかったようだけど、
貧乏な私たちとは金額的に折り合いがつかず、さようなら。

とりあえず、街中散策。何もないのかと思っていたら、土産物屋がちらほら。
土産物屋

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パルミラ遺跡

遺跡に入る。入場料がかかるかと思いきや、無料。
中に道路も通っているので、ふせげないのかも。
歩道から見たベル神殿。すでに夕日が・・・
ベル神殿

遠くに墓石群が見える。
墓石群

そして、これが列中道路
列中道路

アゴラ(取引場)。紀元前2世紀のものだそう。
中は広くて、大きい石がごろごろ転がってる。古代の文字が刻まれた壁もある。
アゴラ

テアトル(円形劇場)は、残念ながら閉まってた。
くやしいので扉の隙間から覗き見。きれいに復旧されてる。
テアトル

日が暮れてきて、商売道具の馬に乗って帰っていくベドウィン達。
馬

ベル神殿から記念門。この奥に列中道路が続く。
右側に見えるのが、来る途中にバスから見えたアラブ城砦
記念門

ベル神殿の前には、大きな石がたくさん。もとの形に復元されるのを待ってる。
ベル神殿前

とうとう暗くなってきた。夕焼けとオアシス。
オアシス

夕焼けとパルミラ遺跡。美しい。
夕焼け

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晩ご飯

ホテルに戻る途中、レストランでお茶を飲んでるスズキタカシに再開。
また「ま、お茶でも飲んでいきなよ」と勧められる。
ここも、あなたの家ですか・・?

レストランの店主ムハマドさんは、英仏西伊語と少し日本語を話す。
しかも何語もやたら早口。
フランス語を話す日本人というのが珍しいらしく、興味津々でいろんなことを聞いてくる。
なぜだか変な方向に話が進み、彼に日本人のお嫁さんを見つけてくるように頼まれる。
有無を言わさず承諾させられてしまったけど、どうしよう・・・

とりあえず、シャワーを浴びてから食事に来ることを約束し、ホテルに戻る。
通りにあったトゥクトゥク。スズキタカシは昔、こういうのを運転してたらしい。
トゥクトゥク

水温調節の難しいシャワーでとりあえずさっぱりして、靴下を洗って
ムハマドさんの店「スプリング・レストラン」に戻る。
これは翌朝とったレストラン正面。
スプリング・レストラン

1階は道路に面したテラスとテーブル席。
上にも席があるというので、急でこわい階段を上って2階へ。
床にはマットレスと、ちゃぶ台よりだいぶ低いテーブルが並んでる。
壁側に掛けてあるのはここの人の着替えではなく、、ベドウィンの衣装らしい。
先客のフランス人の女の子が着てた。
2階席

外も見える。
外の風景

料理はまずアントレに、ランティーユのスープ。揚げたクレープみたいのを砕いて入れる。
酒がないのでミントティーで我慢する。
スープ

アラク(ここらの酒)ないの?」とムハマドさんに聞いてみたら
「僕は酒は嫌い!お嫁さんも飲まない人がいい!」だって。
私の友達に飲まない人なんかいないよーと言ってみたら、
「じ、じゃあ飲んでみようかな」ですって。
いいんですか、イスラム教徒がそんなこと軽く言っちゃって。。

メインのムンサフ二人分。(食い気に負けてちょっと食べちゃった)
でかい。皿の直径は30cm以上。
ムトンと鳥が半分ずつ、下は米と麦が半分ずつ。
これを、甘くないヨーグルトと混ぜて食べる。
上にのってる何かよくわからんナッツが香ばしくておいしかった。
マンサフ

相方がデザートのチョコクレープを平らげた後、お腹にはもう入る隙間なんかないのに、
お菓子が出て来た。甘いけどおいしい。でも重い。
デザート

お腹いっぱいになって、隣にいたフランス人一家(?)と話す。
大人3人+子供3人、レンタカーでシリア国内を回っていて、
しかもこの国に来たのは初めてなんだそうだ。
シリア人の運転を見てしまった私には、チャレンジャーとしか思えない。。
ともあれ、言葉で意思の疎通ができるってすばらしい。

今夜の晩ご飯のお愛想は、600SP。
ちょっと高い気がするけど、何となく文句が言いづらいこの微妙な関係・・・

ホテルに戻り、デジカメ充電のため変圧器をプラグに突っ込んでみる。
フランス(ヨーロッパ)用のものだけど、普通に使える!ラッキー♪
安心して、清潔なホテルの清潔なベッドでぐっすり眠る。

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